箱根駅伝

お正月恒例の箱根駅伝も終わった。
齧りついて観る訳ではないが、必ず観るのだ。贔屓の学校がある訳では無い。
今回も2日朝、布団にもぐりこんだまま6時半過ぎにテレビを点けた。
箱根駅伝”絆の物語”スタート直前生情報」と言う番組だったらしい。(後で分かったのだが)
その時丁度、日体大の服部くんのエピソードをやっていた。
彼のお父さんは2011年12月18日に亡くなった。箱根駅伝の2週間前だったそうだ。
子供の頃から走ることが苦手だった服部くんに、お父さんは一緒に体を動かしながら
走る楽しさを教えてきたそうだ。いつも父子一緒に遊んでいたと言うことだった。
服部くんは箱根駅伝区間賞をとることを父と約束した。
前回大会、服部は1区の走者として走ったが、父との約束である区間賞をとる事は
出来なかった。今回、お父さんの一周忌法要に参列した彼は、亡き父との約束である
区間賞を目指し箱根駅伝に挑む。との直前情報に私は涙した。
お父さんは、どんなに自慢の息子の応援をしたかったことだろうか・・・・。
その心情は、察するにあまりある。朝から今年初の涙腺の大掃除だった。
服部くんは、往路5区を走った。去年は、東洋大学の山の神と言われた柏原くんが
走った高低差は800m以上の厳しいコースだ。
お父さん後押ししたんだろうな〜。などと思いながら応援した。朝の番組を観てなかったら
ここまで入れ込まなかっただろう。あの番組を観たのも何かの縁だったに違いない。
一生懸命に応援しましたよ〜! 良かったね。結果的に日体大は往路優勝、総合優勝。
服部くんのお父さん、翔大くんは頑張りました! 約束果たしましたね。
まるで自分の事のように嬉しかった。良かった〜! と思ったのだ。
そのほかにも、青学の高橋選手のお姉さんが3.11の震災の津波で亡くなったことなど、
それぞれのドラマがある。お母さんが亡くなったとか・・・・毎回、18〜22歳くらいの
子らなのにと、親や子の心情になって切なくなる。それでもみんな頑張っているのを
見ると力が湧いてくるのだ。一生懸命走る姿を見るのは清々しい気持ちになる。
悔しさをバネに、悲しみを乗り越える彼らにエールをおくりたい。
http://www.hakone-ekiden.jp/