「笑いを生きる」

阿部敏郎さんの「笑いを生きる」から抜粋させていただきました。

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工業学者のデクソン 在日スイス領事のリンダウも、日本人はすぐに笑いこけると言っています。
なぜでしょう。
それはもともと日本人には、肚(ハラ)で考えるという習慣があり、マインドに振り回されることが
少なかったからです。
マインド(頭)は深刻さを呼び起こします。
マインドとは観念の束のようなもので、ひっきりなしに比較し、判断し、裁いている張本人です。
一方で、肚で考える習性がある人々は、より静かで、穏やかで、落ち着いているのです。
しかも肚にまで意識を落とすと、その真ん中にあるハートセンターも機能しやすくなります。

「考えることから、感じることへ。」
これは、これからの時代を生きる上でのキーワードだと思います。

考えることは、過去と未来に属していますが、感じることは「いま」の一部です。
だからこそ、首なし人間の練習を奨励します。首から上が消えてなくなってしまったイメージを持って
生きてみるのです。自分を取り巻く空間全てが、自分の意識になったかのようなイメージです。
ストップ瞑想の時は、特にそんなイメージが効果的です。

頭が作り出していた複雑な問題世界から離れて、おおらかに、にこやかに、そして笑いを友として
暮らしていきましょう。


「ストップ瞑想とは」
何をしている時でもいいから、気づいたらすべての行為をストップする。
デスクに向かっていても、歩いていても、その場で静止するんだ。
そして耳を澄ます。
すると、さっきまで聞こえていなかった微かな音が聞こえてくる。
エアコンの振動音、表通りの車の音、鳥の声、遠くの人の話声・・・
その音は、いま存在している。
足の裏の大地、椅子の背もたれ、指に持ったままのペン、これらもいま存在している。
いまに存在する音や、いまに存在するものと一緒にいようとするんだ。
自分の頭の中以外は、すべて「いま」に存在しているから、見つけるのは簡単だよ。
そうやって静止したまま、いまと一緒に30秒間過ごしてみよう。
そして、その感覚のまま生活の中に入っていこう。
あいかわらず、やるべきことが続いていくが、そこには静寂がある。
この静寂を身につければ、心身はリフレッシュし、ストレスは緩和されていく。
もしこの30秒間を、毎日6回以上思い出すことができたら、たったそれだけであなたの中に
エネルギーがプールされ、あなたは輝き、人を惹きつける磁力を持っていく。
30秒を一日6回。
わずか3分間の、超短い瞑想法だよ。

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以上です。とてもイイと思ったので一部載せさせていただきました。
過去でも未来でもなく、今を生きる。感じることは、まさに「今」なのです。
首なし人間の練習やってみましょう。
ストップ瞑想良さそうですよね。