ご近所の面白い植物

「スモークツリー」
なかなかの雰囲気の、この木が好きです。

南ヨーロッパからヒマラヤを経て中国に至るまでの広い範囲に分布する落葉性の樹木で、
樹高は4m〜5mになる。雄株と雌株がある雌雄異株(しゆういしゅ)の樹木。
5月〜6月に径3mmほどの小さな淡緑色の花を穂状たくさん咲かせ、咲き進むと紫色を帯び、
花後、雌株は不稔花(タネを結ばない花)の軸部分(花柄)が長く伸びて羽毛のようになり、
花穂の見た目がもふもふした感じなる。スモークツリーの名前は、この開花後の花穂が
煙のように見えるところに由来する。


「時計草」
なんかミョ〜な花です。英名の由来もなんだかな〜って。

和名は3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見える特徴のある花を咲かせる
ことに由来する。
英名 passion flower は「キリストの受難の花」の意味で、イエズス会の宣教師らによって
ラテン語で flos passionis と呼ばれていたのを訳したものである。
16世紀、原産地である中南米に派遣された彼らは、この花をかつてアッシジの聖フランチェスコ
夢に見たという「十字架上の花」と信じ、キリスト教の布教に利用した。
彼らによればこの植物はキリストの受難を象徴する形をしており、花の子房柱は十字架、3つに分裂した雌しべが釘、副冠は茨の冠、5枚の花弁と萼は合わせて10人の使徒、巻きひげはムチ、
葉は槍であるなどと言われた。

なんとなくおどろおどろしいと思うのは私だけか・・・?