HSP(ヒートショックプロテイン)入浴法

雪が降ったりと寒い日が続きますね。
そこで体温の事を考えてみました。体温が低いと病気の発症率が高くなる。
体温を1度あげるだけでガンなどの病気にかかる確率が3割減だそうです。
では、体温を上げるには何がいいのだろうと調べてみました。


下記、抜粋させていただきました。

HSPヒートショックプロテイン)入浴法」をご存じだろうか?
ぬるめのお湯にゆっくりつかるのではなく、「40〜42°C前後で10〜20分間」と、熱めのお湯で
しっかり体を温める方法だ。
この入浴法を提唱する愛知医科大学の伊藤要子准教授はこの入浴法で「体をストレスから

守る力が高まる」と説明する。
HSPとはストレスで傷ついた細胞を修復し、元気にするたんぱく質のこと。
「体は“ストレス”と感じるが細胞が死ぬほどではないマイルドなストレスを与えるこで、
体内のHSPが増え、傷や病気が治りやすくなったり、疲れにくい、カゼやインフルエンザに
かかりにくい、低体温体質が改善する、などの健康増進作用があることがわかってきた」
HSPを増やすストレスは、精神的な緊張や運動、また紫外線や放射線などの環境的要因など
さまざま。
「その中で最も手軽で安全なのが熱ストレス」だと伊藤准教授。
「家にあるお風呂を加温装置として使えばHSPを増加させ、疲れにくい元気な体を維持することが
できる。実際に加温装置を使った“マイルド加温療法”を、がん治療の化学療法などと併用する
臨床研究が行われている」(伊藤准教授)


では、その正しい方法とは、
・体温計で平熱を測ります。
 HSPは、体温が38度くらいまで上げ保温することによって体内で作られますが、もともと平熱が
 低い人が、いきなり38度まで体温を上げるのは難しいですし、身体にも余計な負担がかかって
 しまいます。ですからまずは自分の平熱を知り、平熱プラス1.5度アップを目差しましょう。
・入浴前には、たっぷり水分をとって脱水を防ぐことも忘れずに。
・お湯の温度は、40〜42度くらいに設定。温度を上げすぎるのはNGです。
 この状態で、湯船に10分ほどつかっていると、自然に体温は1度ほど上昇します。
 そしてこのままさらに10分ほど入浴すればOK。(フタを閉めると効果的)

・体温が1.5度ほど高くなっていることを、舌下温(舌の下に体温計を入れて計測)で確認して
 終了です。

入浴後は、部屋を適温にし、身体を冷やさないことも大切です。

この後体温は自然に下がっていき、増加したHSPは1週間ほど体内に残り、その力を発揮します。
HSPのパワーがピークを迎えるのは、入浴から2日後といわれているので、「元気になりたい日」から
逆算してこの入浴法を試してみるのもいいでしょう。ちなみにこの入浴法でHSPを増やすのは、
週に2回の割合でOK。このような温度での入浴ではストレスを感じなくなってしまうからです。


ヒートショックプロテインが増えると免疫力が上がるだけでなく、疲労しにくくなる。
効果については、がん、糖尿病、シェーグレン症候群、口腔内乾燥症、うつ病統合失調症不妊
低体温、美肌、筋肉痛予防など現代社会のあらゆる「難病」が枚挙されています。

<注意>高齢者・体力のない人は、半身浴など負担の少ない方法で5分多めに入る。


無理をしないで、自分に合った方法でやってみてはいかがでしょうか。