南極大陸

昨日、録画で観ました「南極大陸
日曜9時は、BSで「トンイ」を観ているので。
キムタクファンではないけれど・・・キムタクが出演するものは、いろんな俳優さんがキラ星のごとくでるので、ほとんど観ています。

この初代南極観測船「宗谷」の改造を手掛けたのが、わが国唯一の砕氷船建造メーカーであるNKK(日本鋼管)でした。
お・お・お懐かしい日本鋼管は、私が働いていた会社です。私は鉄鋼でしたが・・・。
あのNKKマークの入ったヘルメット・・・もう食い入るように観ました。
残念ながら今は合併してJFEスチールとなりましたが、いい会社でした。立派な会社だったと思っています。

プロジェクトX」の解説を添付します。
南極観測船「宗谷」が第1次観測隊を乗せて、南極まで2万キロの航海に旅立ったのは 昭和31年11月8日、今からちょうど50年前のことである。 .... この南極観測船の候補に は、同じく砕氷能力がある鉄道連絡船「宗谷丸」も候補に上げられたが、選ばれたのは「 宗谷」。 この協会は、戦艦大和を設計した牧野茂など、かつて高い技術力を誇った 日本海軍の技師の集まりで、極めて短期間に膨大な量の図面製作を見事にこなしている。

 この南極観測船の候補には、同じく砕氷能力がある鉄道連絡船「宗谷丸」も候補に上げられたが、選ばれたのは「宗谷」。この候補の船がどちらも「宗谷」が船名に付いていたのは面白い偶然だと思う。

 しかしこの老朽船を、南極の厳しい条件に耐えうるように改造するのは大変なこと、しかも短期間に完了しなければならない。この設計図面は船舶設計協会が製作。この協会は、戦艦大和を設計した牧野茂など、かつて高い技術力を誇った日本海軍の技師の集まりで、極めて短期間に膨大な量の図面製作を見事にこなしている。

 改造工事を引き受けたのは横浜の浅野ドック。昭和31年3月12日の着工以来、昼夜兼行で7ヶ月に及ぶ作業の後、10月10日に引き渡されて東京に回航されるのだが、実はこの時まだ作業は終っておらず、作業員達は横浜から台船に乗って宗谷まで通い、ついに作業を完成させる。この場面、NHKの「プロジェクトX・宗谷発進」では、まだ横浜にあるうちに港中の作業員達が手弁当で駆けつけた事になっているが、それは感動を盛り上げるための演出。しかし作業員達が宗谷の使命を理解して、精一杯働いたことに違いはない。


前人未踏の「南極大陸」に、仲間とそして熱き絆で結ばれた樺太犬と共に命がけで挑む。これは、日本人がプライドを取り戻すため、決して諦めることのなかった戦後日本の象徴の物語である。



戦艦大和を設計した牧野茂氏など、高い技術力の技師たちが総力を注ぎ込んだ「宗谷」
またNKK(日本鋼管)が出てきたので、とても身近に感じました。毎回楽しみになりました。