安保徹先生講演会

昨日、安保徹先生講演会「100歳まで元気に生きる2つのエネルギー理論」に行って
来ました。
http://toru-abo.com/
病気は体が出来が悪くてなったのではなく、自分の生き方が真面目過ぎたり、頑張り過ぎて
なったという感覚を持つと、自分主体の人生になる。お預けの人生から工夫出来る人生に
なる。これからの日本人は、自立心が出て工夫出来て最後まで楽しく生きれるような日本に
なるかも知れないですね。(ビデオより)
現代医学は、原点が違うから病気を治せない。万能細胞もしかり。病気は生き方の偏りを
教えてくれる「からだ」の声である。(HPより)
ほとんどの薬は、免疫を抑制することによって、症状をおさえて、一時的に楽にしている
だけなのだそうです。(そして副作用がもれなくついてくる)

2つのエネルギー理論
エネルギ―を得るには、2つの系統があります。解糖系とミトコンドリア系です。

解糖系は、酸素を使わず、糖質を分解してエネルギ―をつくり出します。
ミトコンドリア系は、酸素を使って、食事で得られた糖や脂肪、たんぱく質や解糖系で
生まれたピルビン酸を材料にエネルギ―をつくり出します。

解糖系は、細胞質で、酸素を使わず低体温の環境で働きます。ピルビン酸を経由して
乳酸をつくり出す過程で、ATP(アデノシン3リン酸)を瞬時につくります。
グルコースブドウ糖)1分子当たり、2分子のATPが生成されます。
骨格筋(白筋)、精子、再生上皮細胞、骨髄細胞、ガン細胞など分裂の盛んな細胞は、
解糖系のエネルギ―を主体に活動します。瞬発力と分裂に使われます。

ミトコンドリア系は、ミトコンドリア内で、酸素を使って高体温の環境で働きます。
グルコースブドウ糖)1分子当たり、36分子(計38分子)のATPが生成されます。
解糖系の18倍、あるいは19倍の効率で、安定的にエネルギ―をつくり出すことが
できます。骨格筋(赤筋)、心筋、ニューロン(脳神経細胞)、卵子、一般の細胞などは、
ミトコンドリア系のエネルギ―を主体に活動します。

この2つのエネルギ―系を使い分けているのです。子どものころは解糖系が優位で、
加齢とともにミトコンドリア系中心にシフトしていきます。


ただし、ストレスによって交感神経の緊張が持続すると、血管が収縮して低体温になり、
解糖系のエネルギ―が主体となってきます。低体温、低酸素、高血糖の状態です。
ガンや糖尿病の状態であるといえます。

糖尿病やガンを治すには、高体温、高酸素、低血糖の状態にして、ミトコンドリア系に
シフトしていく必要があります。ストレスを少なくして(ストレスにうまく対処して)、
副交感神経優位の状態に戻していくのがいいとのことでした。
体温が高く溌剌とした人は、偏った食べ方でもミトコンドリアにより最小限の栄養の
三大要素が作られるので大丈夫だそうです。
ちなみに千日回峰行者は、食べているのはダイコンの葉だけですが肌もツヤツヤで
大丈夫なんですって。


安保徹先生は、ちょっと訛っていて面白い事を言わなそうな感じなのですが、
インフルエンザ予防のワクチンの話では、「年寄は死に時が来ているのにワクチン
してる場合じゃない」なんて言われて爆笑でした。
これは、予防するならワクチンや薬に頼らないようにと言うことです。(念のため)
50代60代で血圧の薬を飲むと血流不足になり、うつや男性はインポテンツになる
と言うことでした。
やはり薬は飲まないに越したことは無いですね。病院に行かないように自己免疫力を
高めましょうね。